ガラスの靴と椅子取りゲーム

アイドルマスターシンデレラガールズについてのブログ

アイマス15周年とアイマスっぽさ

 

アイマスが15周年だそうです。

私が覚えているのは小学生の時に見かけたゲーセンの隅で地味に動いている緑の筐体がアイマスの最初のイメージ(この頃ってWCCFとか強すぎてみんなやってたっけ)

次に覚えているのがニコニコ動画でやたらと動画が上がるコンテンツ、というイメージ

 

シンデレラに入ったのは本家の流れは全くありません、むしろサイゲ族としてバハムートからシンデレラにたどり着いた変わり者です。その自分が見ると…

アイマスはシンデレラが始まる前から一定の支持基盤があるゲームだった

シンデレラガールズによって爆発的にユーザーを増やした

・なんかほかにもいろいろシリーズのある

(男性主体のアイマスのサイドM、あまりにも特殊なので触れることが出来ぬ、すまぬ…)

 隣町のバンナムアイドルマスターシリーズのざっくりとしたイメージです。

 

あまり本家好きな人の前では言いませんが…

ここ7年くらいシンデレラがトップコンテンツで、15年の半分はシンデレラを中心に動いている、現在進行形で。という風に見えています。

これからもシンデレラが中心か別のアイマスが伸びるかは判りませんが、アイドルマスターは昔とは違う見られ方をしているんじゃないかと思っています。

自分たちの思ってるアイマスっぽさも、最近の人はアイマス=シンデレラでしょ?と返してくるわけです。

 

シンデレラガールズというのはそもそも本家、もしくはミリオンとは全く違う系列のゲームです。

バンナムサイゲの子供と言われるように古参で大手のナムコっぽさと新鋭で危なっかしいサイゲっぽさが含まれている。そんなゲームです。

私はいろいろなサイゲのゲームをしていますが運営批判はかなり大きいと思います。シンデレラも他のアイマスに比べて批判は多いはずです。ただサイゲのゲームは他のアイマスコンテンツより大きい、たくさんの人を引き付けているという事実もあります。

 

何故サイゲが批判をされるのか、それはたくさん行動してたくさん失敗しているからだと思っています。

無難に作ることはできる、ただ大きくするのは無難では済まされない。8割の人間に好かれて2割は嫌いみたいなこともしないといけない。其2割が炎上すれば見た目失敗なわけです。

シンデレラ大企業の1事業としてはかなりの波乱万丈です。一方で新鋭企業からすればのし上がる1要素としての大きな足跡でもあります。

コンプガチャ、アニメ化、リズムゲーム、ドームライブ…

シンデレラは時に大きな失敗もしましたがその度にたくさん行動をして大きくなったゲームなわけです。

 

少し前置きが長くなりましたが、話題として…

アイマスらしさは今のP、新規Pに受け入れられるのか

 

最初に結論が言えば、昔ながらのアイマスらしさは古参の需要であっても新規需要にはなり得ない。となります

 

アイマスらしさを定義するのは難しいですが本家765がアーケードやゲーム機で行ってきた活動、もしくはライブ活動などを基にした

アイドルの成長と団結を基にしたトップアイドルを目指すコンテンツと定義することができます。副次的に言えばアイドル達がいろいろと面白おかしく遊ぶコンテンツでもあります。

 

少なくとも一時は大きな勢力を持っていたコンテンツであった、成功したのは間違いないのですが今はミリオンライブというゲームの一部の扱いになっています。

ミリオンライブは最近のアイマス作品では一番そのアイマスらしさを持った作品となっていますが、個人的に言えば、765本家全盛期ほどの幅があるかと言われると考える状態です。

 

そしてそれと同等以上を持つ勢力としてシャイニーカラーズ、そして最大手シンデレラガールズがあるわけです。

シャイニーカラーズは僅か2年でミリオンライブと同等以上の規模になりました。20人程度の全員はずれなしのキャラ設定と良絵柄、細かな個人シナリオとグループとしての成長記録そしてクソなゲームシステムで徐々に規模を大きくしている期待のコンテンツです。

アイドルを増やせる期間は限られると思いますが、もしかすれば次のアイマスのトップになる可能性もあると思います。

 

シンデレラガールズはアイドルゲーム界、ソシャゲ全体でも上位に長年君臨しているビッグネームでもあります。

たくさんのアイドルから好きなアイドルを選んでプロデュースする、もしくは好きなユニットを選んだり、血みどろの選挙戦やイベ上位争いをするコンテンツ。アイドルプロデュースは出番の多いアイドルなら十分かなという感じ。

シンデレラの強みは絵柄の良さと、3Dキャラモデルの良さ、あとは人数がいる分上位オールスター部分のキャラ・ユニットパワーが他の追随を許さない点にあります。

良くも悪くも担当のコンテンツでの立ち位置次第ともいえるパワーゲームです。

 

個人的な印象ですが、シャイニーカラーズもシンデレラもアイマスっぽさってあまりないんですよね。むしろアイマスという名前を借りた新機軸。

アイドルを成長させるという側面は維持しつつ、アイドル同士の団結やキャラクター的な面白さよりも、女性の持つ可愛らしさや強さやカッコ良さ。ユニット同士の関係などを主題にしていると思います。

 

初期のシンデレラはかなりバラエティ色が強かったのですが、ここ数年はその部門はできるアイドルに任せてアイドルゲームとしての華やかさに主題を置いていると思います。

界隈の流れをうまく受け取ってユニット別で誰もが美的に水準が高いキャラ達を集めたシャイニーカラーズ。

コンテンツ自体もシンデレラやシャニマスの女性Pもずいぶん増えています。この2つは近年のトレンドの部分にも載り切れているコンテンツだと思っています。

 

そのような状態で私が思ったのは、今のPもしくは新規Pはシンプルにアイドルたちが活躍するゲームを求めてるのでは。

さらに最初から終えるならなお良し、良い曲がくるならなお良し。と言った感じで。

 

奥にあるアイマス的な団結や全員を大事にしようとする考えなどは深入りしないで、興味ないイベなら別ゲームに行けばいい。というソフトな考えが増えている気がします。

その中で部分だけかじれるシンデレラと積み重ねが少ない、少数精鋭のシャニマスが指示があるのかあなと。

 

繰り返しますが昔ながらのアイマスらしさは古参の需要であっても新規需要にはなり得ない。と思っています。

そして新しいアイマスらしさを作らなければアイマスは化石になる。それを作れるのはシンデレラガールズやシャイニーカラーズではないかと期待しています。

 

つづく