ガラスの靴と椅子取りゲーム

アイドルマスターシンデレラガールズについてのブログ

僕たちの十年戦争~総選挙今昔物語2

第6回 絶対女王と新しい流れ

 

【下馬評】高垣楓

【結果】高垣楓

はっきり言ってこの回の選挙の結果は1.0倍でした。

圧倒的強者の進撃と蹂躙によってシンデレラガールが決まりました。というかこれしか言うことがない…強すぎると話すことがなくなるとはこのこと。

 

そしてランキングの前にこの選挙では少しだけ変化が起き始めます。

もしシンデレラの選挙の歴史を分けるならば関裕美前と後で分けられる、と言われることもあるくらいには重要な変化でした。

 

関裕美はキュートのごく普通のアイドルでした。

キュートと言えば古参の化け物たちが支配する貴族制もびっくりの変動のない選挙が特徴でボイスのつくアイドルもほぼ順番があってそれが破られると運営に一斉批判が飛ぶというくらいに序列のしっかりした状態だったのですが、この時期になるとめぼしい所には全員声が付いたという状態になっていました。

 

それはどの属性も似たようなもので当時の選挙は人気の戦い、辛酸舐めてきたアイドルの恨みにも似た感情をぶつける舞台だった。ただ人気差は徐々に縮小していました。

 

人気があるアイドル達の争いの時代から、全体を巻き込んだ争いの時代への変化が一点、もう一点は知名度を上げる相手にサポーターになってもらうための活動を行うという流れになっていきました。

その先駆けが関裕美でその後のアイドルは皆彼女に続いたとも言えます。

将的には過激な選挙活動や炎上行為が目立ってくる悪い面も出てきましたが転換点の1つだったのは間違いありません。

7回以降は盛り上がったものが勝ちの選挙とも言われますが…それは9回に。

 

第7回 七色シンフォニーと一時代の終わり

 

【下馬評】安部菜々本田未央

【結果】安部菜々

この選挙では単純に第7回というゴロに数年準備した陣営の作戦勝ちという印象、と言っても常に1桁順位を取れる人気はあってのことですが。

それとこの時期からでしたかデレステからの投票が加わったのは、最初は大きく層が異なるのでは?とも言われましたが思ったより変わんねーなが感想でした。

 

久しぶりに属性別に振り返るとクール1強時代にたまにキュートが挑むような状態が続いています。上位層~下位層まで安定して人気のクール、上位集中が強いキュート、上位は少ないが最下位層がいないパッションという構図は数年来変わっていません。

だいたい全体の42%がクール、33%がキュート、25%がパッションくらいで落ちついています。

属性内部を見るとまずキュートは志希、まゆが人気出た以外は最初の9人が相変わらず強いです、7年経っても変わらないってなんだよ。

クールは凛奈緒加蓮のTP、絶対女王楓さん、今回のCG文香、2代の蘭子、あとは奏あたりが上位を賑わせています、パッションは第9回で話す内容です。

ここでわざわざ属性別の現状を話したのは、この回で鷹富士茄子に声が付いたことで界隈で言われる人気アイドルには全員声が付いたことになりました。ここからは未知の領域、想像不可能の領域になるはず…と思ってた時に事件が起こります。

(逆に言えば選挙の燃料なくなったし、話題に出来るアイドルが必要になったとも言える。)

 

第8回 新時代到来、7人の新人と核弾頭

 

【下馬評】本田未央北条加蓮

【結果】本田未央

それは2018年の12月に起こった出来事でした。

7人アイドル追加、4人アイドル声付けという出来事に界隈は震撼した。そんな中の選挙のシンデレラガールは本田未央でした。途中でも話しましたがよくここまで続いたなあと…

そして7人の新人ですが、今考えればどんな待遇にしても文句は出たように思います。

優遇すれば今の声のないアイドルのPには不満が出るだろうし、一番下からのスタートなんてしてもカンフル剤にならない新人アイドルに価値があるのかという問題も。

昔から新しいアイドルには優遇期間ありましたしそれに倣ったのはではと?いずれに劣らないキャッチ―な要素があるアイドルでしたし。

その中の核弾頭とも言えるのが夢見りあむ、一言で言えば炎上系アイドルでした。それがなんと3位、声無しでなくて全体の3位に来たのは驚くべきことでした。

元々パッションという風土、そしてアイマスという風土自体が個性を重視する傾向はありましたがこの結果は他に比類ない出来事だった。

 

他の新アイドルはまだ登場から間もないから実力発揮はこれからという様子、ボイスラインは人気常連勢と新アイドルの谷間となりうまく逃げ切ったなと今では思います。

 

第9回 りんごフィーバーとパッション新秩序

 

【下馬評】北条加蓮

【結果】北条加蓮

これもまた第6回のような圧勝劇でした。

最近は2位からの持ち上がりが多いなあ、今回の文香もそうだったしむしろ2位争いこそ最後のステップなのかもしれない。

個人的には加蓮というアイドルには思い込みがあって、このアイドル第1回圏外なんですよね、しかも中間発表から蹴られて圏外ということもあって最初からひと悶着あったアイドル、2回以降は1桁常連だったので納得の戴冠でした。

次いで言えば病弱キャラはどこ行った?まあいいんですけど。

 

次にこの回からボイス総選挙復活、なぜか第1回だけど地獄の底から復活してきました。しかし今回は3人だから甘い甘い…

と思ったのですが新アイドルの知名度に圧倒されるという結果に。

ライト層にとってはアイドルの知名度と同じくらい声が付いていないという知名度が重要だったというのは事後の検証から出ています。

題目のりんごフィーバーは今考えれば狙ったものではなく瀬ひれ尾ひれがついて雪だるま式に大きくなった結果、総選挙で爆発しました。アイドルには旬がありその期間に最大風速をいかに出せるかが未来につながると再認識。

 

最後にパッションの新秩序というのは、長らく3番目の属性だったパッションにも有力ないアイドルが出てきた、新しいアイドルが勢いがある状況になってきたことを指しています。

前回3位のりあむ、時間が立てばたつほど強くなる26歳佐藤心、座敷童型せんべえジャンキーこと芳乃、新アイドル久川凪、そこにパッション3強とも言われた未央、藍子、美嘉の3人が軸になるのがこの属性の新しい形ができたように思う。

一番ひどい時は4番手が35位とか平気であったので…

 

第10回 無風?史上最大の接戦

 

【下馬評】 鷺沢文香 一ノ瀬志希 神谷奈緒

【結果】 鷺沢文香

比較的話題がなかったと言われる総選挙ですが今回を一言で言うならば、接戦だったと言えるかもしれません。本命不在の中シンデレラガールになった文香も2位とは接戦であり、ボイス総選挙も大接戦になり1人1人の票数の差が大きな選挙でした。

 

本選挙はある程度実力者が誰かわかっていて動きが少なかった印象はあります。固定層が確実に順位を確保する中で新アイドルが変動する、そういう流れでした。

唯一の例外を言えば初代CGの十時愛梨が圏内中央まで上がってきたことくらい、初回にトップを取るとモチベーションを探しにくい。その影響は過去9人共通の事でしたが何かきっかけ次第では上がってくる力を持っているわけでもあります。

あと注目に値するのは辻野あかり15位は衝撃ではありました。

声が付いてそのまま落ちるアイドルが最近多い中で声ついて順位を上げて来るアイドルは稀、これからどうなるのか注目であります。

 

夢見りあむ、久川姉妹、ちとちよ、あきらと7人の新アイドルはこれからどうなるのか新アイドルの追加はあるのか?新のレッテルが外れた時に彼女らはどうなる?

 

終わり