ガラスの靴と椅子取りゲーム

アイドルマスターシンデレラガールズについてのブログ

7色の輝かしい未来

続きになりますが、まずは前の記事の柔らかなまとめから

  • 15周年おめでとう、あと現状の各コンテンツの状況
  • 昔ながらのらしさはアイマスらしさは古参の需要であっても新規需要にはなり得ない。
  • 新しいアイマスらしさを作らなければアイマスは化石になる。それを作ることができるのはシンデレラガールズやシャイニーカラーズではないか

 

1 シャイニーカラーズの現状

 

このコンテンツを簡単にまとめるとすれば、前述のように

  • 20人程度の全員はずれなしのキャラ設定と良絵柄、細かな個人シナリオとグループとしての成長記録、そしてクソなゲームシステムで徐々に規模を大きくしている期待のコンテンツ。

 

となるわけですが、まずはなぜシャニマスが流行ったのかから。

 

シャニマスのコンセプトとして本家アーケードの時代、CSの時代のような1人1人にしっかりとしたキャラ設定と多めのシナリオを持たせる。個々のいろいろな側面を描くというのがあると思っている。

そして現代風にグループで活動しており(現在ソロアイドル自体がかなり希少になっている)チームの中で問題を解決していく、適度に楽しむというシナリオになっている。

その中で流行った要因とすれば…

抜群のイラストとキャラメイクの良さ

テキストシナリオの良さや歌の良さなどは付随して付いてくるものでイラストの良さは初期の初期に多くのアイマスPを引き付ける要因になった。

 

その中でユニットを増やしていき今は6ユニット、多分だが来年には完成形の7ユニットで26,7人の体制になると予想される。

シャイニーカラーズの盛り上がりの最高地点の1つとして来年が上げられるのもそのためである。

 

ただしここからは問題になっている点も挙げていく。

 

知名度

このまま発展させればシンデレラガールズになれるのか?超えられるかとなると疑問符はある。良くも悪くもシンデレラは普通ではなかった。

サイゲという今の有名企業が卵の頃からあったコンテンツであり、コンプガチャというトップニュースになる話題があり、アニメ化を行い、デレステでリスムゲーという世界でトップに君臨した時期もあった。そして今はドームライブを満員に出来る目がコンテンツ。はっきり言って異常だ。

 

もしシャニマスがこれから7ユニットになり、アニメ化して、リスムゲーを作ったとしてもシンデレラにはなれない。時期があまりに違うからだ。アイマスの殻を超えられるコンテンツになれるかはわからない。

 

あえてこの話題をあげたのはミリオンライブという存在を見ているからである。外部の見方はアイマスの売れない方と見られてしまうのだ。第一印象でこれほど悪いものはない。

今は新しいこともあってかなり優しい評価を受けている気もするが、年数が経てばそういう見方をされる可能性もある。まだ2年のコンテンツにそこまで求めるのは厳しいがシンデレラの2周年の時期の人気はかなり恐ろしかったので。

 

・人数

シャイニーカラーズというゲームの都合上多くの人数を養うことは難しい。

仮に190人にでもすれば重厚なシナリオは作れない、全員はずれなしのキャラ設定も不可能だ。

仮に来年もしくはその先で7ユニットにしたところで人数増加というプラス要素は使えなくなる。その状態になった時にどのように話題を提供していくのだろうか。

またストーリーを作る際もこれまで作ったものと外れなく、被らない様にと年数が経つと拘束が多くなる。Pの見る目も厳しくなる。今のようなストーリー売りをいつまでできるのか?というのもある。

 

・運営形態

シャニマスのガチャはきつい、最近はそう言われることが多い。

やっている自分も思うのだが限定が多いからである。そしてガチャ排出のアイドルにストーリーがついているので手に入れられなければ見ることはできない。殆どのPは全てのシナリオを見ないでキャラを判断することになるし、同じような知識量の土壌を作るのも難しい。

そのような状態であれば二次創作などの活動も難しくなるだろう。なぜ、こんなにガチャがきついのだろうか?

 

それは運営会社(ゲーム運用担当)enzaの経営の貧弱さに他ならない。

シンデレラで言うサイゲのようなものであるのが、すべての会社がバハグラブルシンデレラと主力選手ばかり育てられるわけでない。

現在のenzaの大きい部分はシャニマスに依存しているといってもいい。昔のようなあぶく銭が稼げる業界ではない、

そのため多くの儲けを出す=限定を多くして課金を稼ぐということになる。

聞く話では(あくまでも自分の見てる範囲で)、もう資金的にゲームについていくのが難しいと考える人もいるようで現状の限定ばかりは限度が出るだろう。

もしかしれば旧ミリマスのような下手な運営で急激にアクティブが飛んでしまうことも考える。シャニマスにおいて最も恐れている所である。

 

 

と、ここまで問題を挙げたが、新しいこともあってすべてのアイマスの中では一番問題が少ない状態である。

また比較をシンデレラにしているからこそ高い壁になるが、シンデレラのように売れなくてもやっていける世界ではある。現状の不安定なゲーム運営をみるとむしろその方がいいのかもしれない。

何といっても今のアイマスの中で唯一と言っていい、キャラクターデザインに問題を抱えてない点はかなり強い長所である。

それは最初の評価でもある新しいアイマスっぽさを作れるコンテンツになれる可能性を秘めている。

今一番勢いがあるアイマス、それがシャイニーカラーズなのは間違いない。