ガラスの靴と椅子取りゲーム

アイドルマスターシンデレラガールズについてのブログ

ゴリ押しについて(1)

「ゴリ押し」

シンデレラのコンテンツに関わっていると残念なこと聞いてしまう言葉であり、発するまでいかなくても心の中で思うことはある言葉である。

●●をゴリ押しするな!というマイナスの意味でなくて、○○はゴリ押しだから仕方ないという風に強引に心境を保つような意味でも…

 

1 そもそもごり押しって何だ?

煽りやヤケクソで言っているならともかく、そうでない場合を考えてみる。

ここでは大まかに3つのことで定義してみる。

  • 短期間に多くの出番を貰う
  • 高いレアリティのイラストを貰う
  • 外部展開(声、曲、アニメ)などで優遇される

ゴリ押しと言われる場合は、大抵この3つのケースが多いと思われます。

問題はこの3つのこと自体が悪いわけでないということ、ならばなぜ悪く言われるのか。

  • シンデレラにはたくさんのアイドルがいて全員に満足な出番を供給する枠がない

まずはこれにつきるのではないかと、十分な出番が保証されてるわけでないのに、相対的に見てたくさん出たり高いレアリティのアイドルがいたら不満出るよね。

ここがスタートラインになってきます。

次に、人気(P数の多さ)というものが絡んできます。

普通のコンテンツならば人気などは関係なくコンテンツ主の都合で運用することになるのだがこのゲームには特殊な事情があります。

たくさんのアイドルから選んでアイドルをシンデレラガールにしよう!

シンデレラガール、シンデレラガール総選挙の存在は初期からコンテンツの肝でもあります。その選挙がP数×1人当たり投票数が大きい以上、このコンテンツの出番は人気の影響を受けることは避けられない。ということになります。

また商売の都合上、人気あるアイドルを出すのが儲かる(資本主義的な正解)というのも1つの理屈として成り立ちます。そして6年もたった今人気は固定されユーザーからもわかる状態であるというのも上げておきます。

運営はその中で少ない枠で、全員を出しつつ人気によって傾斜をかけて扱いをコントロールするということをしている。そのバランスが崩れるとPが思われた時がゴリ押しという状態なのかもしれません。

 

2 何故ゴリ押しが行われるのか

ゴリ押しは存在するのかという命題ですが、明らかに存在するといえます。

それよりもなぜ資本主義的にも損でユーザーにも不満がたまる行為をするのか、しなければならないのかという問題に触れてみましょう。

コンテンツの目的とは何でしょうか、一般的には第一には継続であり第二には利潤確保であると思われます。

儲けるためには人気で出番の傾斜は起こる、しかしこれはゴリ押しとは言われません。設けなければ継続できないのは誰でもわかることです。

 

その先はどうでしょうか?コンテンツの発展であると言えます。そのためにはたくさんのアイドルを同じ立ち位置に並列させることは難しい、運営が扱いやすいように構造を変化させる(A)必要があるかもしれません。

これがゴリ押しの原因の1つで運営からすればある意味で必要な押しとも言えます。

 

次に運営は意図的に押し期間を作っている(B)、これも限りなく事実に近いことです。

運営とすれば全員が人気がある環境が理想、ただし何もしないで人気が出るアイドルもいればそうでないアイドルもいます。

初期は人気のあるアイドルを出してコンテンツを大きくすることが必要ですが、コンテンツが成熟して来ると後者のアイドルをプッシュするキャンペーン期間を作ることを始めました。

外野からすればこれはゴリ押し以外の何物でもありません。運営の好き勝手にユーザーの意向関係なくアイドルを押しているわけです。

 

 

3つ目は意味不明(C)というのがあります。

人気でも、コンテンツの扱いでもなく、キャンペーンでもないが押される、要は突然外部コンテンツの出番がきたりすることが稀にあります。

ゴリ押し以前に意味が分からないとユーザーは困惑する、批判することになります。

 

ゴリ押しは基本はコンテンツをうまく回すために行われる、ユーザーの持つ人気模様の別で長期的視野に立って出番をコントロールするためのものである、という結論で締めようと思います。一部意味不明なのもありますが。

 

個人的にはゴリ押しというものはある程度は必要とは感じています、ユーザー意思にすべてを任せて成功するかは不透明であり、私たちは責任のない存在なので何でも言えるというのもあるでしょうし。